早めの夕方に、気分転換に喫茶店でコーヒーでもと近所を散策したんだけれど、喫茶店らしきものは見つからない。そういう地域ではあるんだけれど。諦めて少し甘い缶コーヒーかコーラでも買って帰ろうと思って道を曲がったら銭湯を発見。ちょっと渋い。

写真を撮って一度通り越したものの、350円だか400円の焦げたコーヒー飲みながら煙草をふかして悶々するよりは、ざばんと江戸っぽい渋めの銭湯に入った方が気分転換になるだろうと思い直して方向転換。この数日シャワーだけで湯船につかってなかったし(というより、湯船は物置にしちゃった 笑)。入浴料大人430円、手ぶらセット(タオルにシャンプー、ボディソープ)100円なり。
浴室は小さめで、少しばかり古いけれど奇麗に掃除されているといった印象。軽く体を洗って、さぶん(湯船は区切られているのでざぶんってほどじゃないけれど、まあざぶん)と。湯温はさほど熱くなくいい感じです。
さて銭湯でおなじみなのは壁に描かれたペンキ絵。どんな富士山が描かれているのかなと見てみると、ここは富士山じゃないんですね。なんだかアルプス山脈みたいな鋭角のある山々が男湯と女湯の左右に配置されてます。ちょっと意表をつかれました。
手前には欧風の建物が並び、湖には白鳥が数羽涼しそうに泳いでいます。ペンキ絵(タイル絵だったかも)の中央にはどんとアラビア風の宮殿。背景には奇麗な虹がかかっています。男湯の右には飛行機(たぶんジェット旅客機)が2機とんでいます。
ちょっと頭が混乱したので一回湯船を出て体をさまし、もう一度湯船に。考えてみれば富士山よりも(当時の)こども達にとってはこういう絵の方が楽しかったんだろうな。悪ガキどもが「じゃあ晩飯食ったらジェット機の銭湯でな」とか言っていたのかもしれない :-)
規制の概念はとっぱらっちゃって、ユーザーをもう一度思い描くという事も大事だなと気づかせてもらいました。お客さんもそこそこ入っていましたので写真を撮ってくるわけにはいきませんでしたが、さすがインターネット、「東京レトロを行く」で銭湯の詳細な解説と写真を見る事ができます。
そして僕はフルーツジュールを飲んだ後、手ぶらセットのタオル片手に少々混乱した頭を整理しながら、両国は緑の道を帰路につくのでした。ははは。
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